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視力検査の歴史について
2016/10/16(Sun)
●視力検査の歴史について
1885年に大日本教育会の常会で「学校で毎年視力検査を実施し、レンズ
(当時は板付けレンズ使用)による矯正視力検査により遠視・近視を発見しよう」との提言があり1888年に「活力検査訓令」が制定されました。
これが、日本の学校健康診断における視力検査の始まりです。この背景は、視力検査は学校教育を円滑に行なうためのスクリーニングであり、「教室のどこから見ても黒板の文字が見える視力が必要である」ということによるものでした。
1897年の身体検査 1897年の学校保健法においても、矯正視力検査が踏襲されました。
しかし、子供の調節力は強いため、板付けレンズによる矯正視力では、近視・遠視・乱視の分類は無理であることが分かり、1978年に「学校保健法施行規則」を一部改正し、板付けレンズによる検査は廃止されました。
代わって、裸眼視力検査を行い、1眼でも裸眼視力「1.0未満」は、視力不良として、専門の医療機関での精密検査を受けるように変更されました。
1992年に、「学校保健法施行規則」が更に一部改正され、これまで行なわれてきた、「0.1」刻みでの数値による視力検査をやめて、「1.0」「0.7」「0.3」の視標による測定を行なうことになりました。そして、視力検査結果はA(1.0以上) B(0.7~0.9) C(0.3~0.6)D(0.2以下)で示すようになりました。
あくまでも学校の検査はスクリーニングであるという基本原則に則り、また簡素化の観点も加えてこの方式がとられました。さらに、1995年には、眼鏡やコンタクトレンズ装用者は、矯正視力検査のみでも良いことになりました。これは、メガネやコンタクトレンズを外してすぐの裸眼視力検査は、信憑性が無いとの理由によるものでした。
しかし、教育現場では、パソコン使用の授業直後に検査を行なうなど、近業により目が疲れた状態で検査を行なうこともあるため、この理論が生かされてないことが懸念されています。

●今後の課題・・・
 2003年「平成14年度健康診断調査研究小委員会報告書」が提示。その中で「・・・・(略)・・・近くが見えにくい児童生徒等がいるため今後、近見視力の測定を検討することが必要である」と明記されていました。
これまでの学校健康診断での視力検査の改変は、遠見視力の検査方法および事後措置としての結果通知に関するもののみでした。ところが、「遠くが見えても近くが見えない」という視力不良の場合もあります。その場合は現行の視力検査ではなく、通常30㎝の距離で測定する近見視力検査により発見されます。
近見視力不良は、調節障害・遠視・老視によることが多く、遠視系の近見視力不良の場合は、視機能の発達が完了するまでに発見し対処しなければ、弱視(裸眼視力0.3以下でどんなレンズで矯正しても0.4以上の視力がでない)になることもあるため早期発見とそれに続く早期管理が必要です。しかし、学校の検査では、見逃されてしまうケースもあります。
現行の検査では、遠見視力不良の児童は救済されていますが、近見視力不良の児童は放置されています。
つまり、学校の検査でA と言う結果でも、安心は出来ないということです。
ほとんどの方は、3歳児検診で問題がなければ、就学前まで検査をする機会が無いのではないでしょうか。
センターにご来所される方の中にも「親が近視なので、いずれは近視になるとは覚悟していたけど、まさかこんなに早い時期から視力が低下するとは思わなかった」との声を良く聞きます。
いつから低下するかは予測できませんし、視力低下は痛みがないため、本人は気がつきにくいものです。早期に発見し、適切な対処をするためにも出来れば、最低でも半年に1度は、眼科での検査を受けることが望ましいでしょう。
そして検査の結果、以前より少しでも低下しているようなら、「このくらいの視力があれば大丈夫」と放置せず早期の対策をとるべきです。
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